宮﨑文庫記念館のあゆみ
宮﨑文庫記念館の概要
宮﨑家が累積してきた経典・蔵書等献的稀冊を収蔵するために、先祖代々の屋敷跡に「尊史庵」と「古文書館」(宮﨑文庫記念館)を建てた。そして、蔵書等を好学研究者に資するだけでなく一般に公開している。
施設概要 |
開館 |
平成3年(1991)11月 |
建物等 |
(文庫)古文書館(宮﨑文庫記念館)(管理棟)尊史庵 駐車場 |
所在地 |
富山県黒部市荒町79 |
敷地及び施設面積 |
記念館敷地面積 1086㎡(330坪)
文庫記念館一階 41㎡(13坪)常設展示
文庫記念館二階28㎡(8坪)所蔵品収納
尊史庵平屋構造 69㎡(21坪)
庭園 976㎡(296坪)
駐車場総面積 792㎡(238坪) |
所蔵品数 |
- 経典・古籍72
- 漢学190
- 国学84
- 句時歌184
- 絵画56
- 工芸・什器類43
- 著者・図書類54
計683点 |
あゆみ
経典等13点を高野山大学に寄託する。(昭和62年)
千手経述秘
金胎両部御修法
東寺 録外目録
大唐朝秘口伝など
昭和58年4月高野山大学教授和多秀乗先生一行4名来訪、2日間でマイクロフィルムに収められ、その折、真言唯一の盛典として大学図書館国宝重文保管庫に預かっていただく点の談あり。寄託を約し諸手続き契約を取り交わして、昭和62年7月に同大学教授図書館長和多先生等2名来宅、持参された。
国文学研究資料館(立川市)収蔵文献をマイクロフィルム化(平成7年・8年)
平成7年度65点6439コマ
平成8年度58点6314コマ
万葉集玉能小琴
伊勢物語傍注
平家物語
芳野道の記
信濃国風土記など
村上・鈴木編「『平家吟譜』宮﨑文庫記念館蔵 平家物語」(平成19年12月)
「平家吟譜」12巻がすべて残っているのは、宮﨑文庫記念館だけである。
全冊を撮影し、朱の確認。幻の「平家吟譜」完本である。
村上光徳(駒澤大学名誉教授 平家物語研究者)
鈴木孝庸(新潟大学教授 平家物語研究 同琵琶研究(譜)同演奏者)
松尾葦江(女性 國学院大学教授 中世文学全般 古典籍研究
平成24年10月1日「一般財団法人宮﨑文庫記念館」となる。
「敦盛絵巻」国文学研究資料館 教授 小林 健二(平成25年 28年)
「かがみ」46号「宮﨑文庫記念館蔵『敦盛』絵巻、翻刻と考察」(平成28年3月)
奥書 「天分20年7月22日」(桑門兼俊 作)
実悟 (兼俊)は、本願寺第八代法主蓮如の第二十三子で第十男